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2005.07.15
ドクターコラム
豊資会ケアキュアだより 第3号よ
泌尿器疾患とその治療方法
泌尿器科が診察する体の大まかな部位としては、「腎臓」「尿管」「膀胱」「前立腺」「尿道」「睾丸」があります。このなかで「前立腺・睾丸」は男性固有の臓器です。 これらの泌尿器の疾患について、「前立腺の疾患」「膀胱の疾患」「尿路結石」「その他」に大別して説明したいと思います。
 
※上記チャートはあくまでも代表的な疾患のみ掲載していますのでご了承下さい。
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「前立腺」は、ちょうど膀胱の下にあり、尿道を囲むようについているクルミ大の臓器です。
これが肥大することにより、中を通っている尿道を圧迫し、尿を出にくくする
「前立腺肥大症」
という疾患があります。
治療法については、程度により異なりますが、比較的尿の出具合がよければ投薬治療、ひどい場合にはお腹を切らずに尿道を経由した(経尿道的な)手術をすることもあります。
前立腺に炎症を起こし、下腹部に違和感や痛みが出る「前立腺炎」は、投薬治療を行ないます。
症状がひどい場合には点滴を行なうことがあります。
前立腺の細胞が癌化して起こる「前立腺癌」に対しては、その進行度合によって、手術(前立腺全摘除術)・ホルモン療法(投薬・除睾)・放射線治療を、さまざまな組み合わせで患者様と相談しながら行ないます。
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次に「膀胱」についてですが、排尿時に痛みを伴う「膀胱炎」があります。
これは外部より細菌(主に大腸菌など)が膀胱内に侵入・繁殖することにより起こります。
男性は女性に比べて尿道が長いため、膀胱炎にはかかりにくいとされています。
多くの方は、抗生剤を服用することにより2〜3日で軽快します。
また、膀胱の神経が上手く機能しなくなることによって尿が出なくなったり、逆に出すぎて困るなどといった症状が起こる「神経因性膀胱」があります。
原因としては、脊椎損傷や加齢による神経伝達の不具合などが考えられます。
症状に応じて投薬治療や、自己導尿(自分で尿道から膀胱に管を通し、尿を排出させる)を行ないます。
膀胱内の細胞が癌化して起こる「膀胱腫瘍」は、経尿道的な手術によって癌細胞を取り除いた後、膀胱内に薬液を注入し、再発を防止します。
癌の進行度合いによっては、膀胱自体を摘出することもあります。
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  体外衝撃波による尿路系結石破砕
「腎臓・尿管」の代表的な疾患としては「尿路結石」が挙げられます。
「結石」は腎臓で作られるのですが、これが腎臓に引っかかっているものを「腎結石」、尿管に引っかかっているものを「尿管結石」、膀胱内にあるものを「膀胱結石」といいます。
俗に言う結石の痛みというのは、尿管に結石が詰まり、尿が上手く流れなくなって腎臓が腫れ上がるときに起こります。
ちなみに出産経験のない人にとっては、一生のうちで経験するもっとも強い痛みだと言われています。
治療法については、結石の大きさにもよりますが、比較的小さな結石(5o未満)については水分を多めに摂ってもらい、自分で排出するのを待ちます。大きめの結石や、小さくても非常に流れにくい結石については、ESWL(体外衝撃波結石破砕術)を行ないます。
大きな結石は、場合によってはカメラで見ながらの手術や開腹手術を行います。
また、腎臓の細胞が癌化して起こる「腎腫瘍」というものもあり、治療法としては腎臓を摘出する手術が一般的です。
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  睾丸の病気
前述の疾患以外に、性感染症や睾丸の疾患などがあります。
性感染症の代表的な病気として、「クラミジア感染症」「淋菌性尿道炎」があります。
淋菌に感染した場合は尿道から膿が出て、排尿の際に痛みを伴いますが、クラミジアに感染した場合には、症状が全く出ないこともありますので注意が必要です。
もし感染した場合には、薬を服用して治療することになります。
睾丸の病気には、かなりの激痛を伴う「睾丸捻転」や、「精巣上体炎」などがあります。
治療法は多岐にわたり存在するので、ここでは割愛させていただきます。
 泌尿器の疾患にはこれら以外にも様々なものがあります。
最近どうも調子が悪いと思われる方は、
一度診察を受けてみてはいかがでしょうか。

 

当院は、泌尿器科専門医です。
 ご心配事等ございましたらお気軽にご相談下さい。

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